京都府宇治市伊勢田にある稲垣産婦人科です。専門の婦人科診療はもちろんの事、女性の為の漢方診療を行っています。

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皮膚の症状

帯状疱疹後神経痛予防のための漢方薬の使用

  • 症例

    水痘、帯状疱疹ウィルス(Varicella-Zostervirus:VZV)は水痘を発症させるが、水痘治愈後は神経節内にVZV-DNAとして遺伝子の形で数年から数十年潜伏したあと、加齢などの免疫能低下で再活性化し帯状疱疹を発生させる。
    帯状疱疹の治療としては抗ウィルス剤(アシクロビル、ビタラビン等)が有効であるが疱疹後神経痛を予防する必要があり、Ca拮抗剤、ステロイド剤などが併用される。
    報告者は種々の漢方薬を抗ウィルス剤と併用して疱疹後神経痛の予防効果を検討した。
    漢方薬投与1ヵ月後に痛みが消失した場合有効とした。その結果、柴苓湯エキス剤は顔面の帯状疱疹で鎮痛効果97%、下半身のそれは85%であった。
    八味地黄丸エキス剤は下半身の帯状疱疹で鎮痛効果88%、上半身のそれは72%であった。
    補中益気湯エキス剤は疲労感、食欲不振の自覚症状のあるもので鎮痛効果69%、自覚症状のないもののそれは44%であった。
    葛根湯エキス剤は肩こりがあるものの頭頚部の帯状疱疹に使用して鎮痛効果67%であった。
    釣藤散エキス剤は頭痛のあるものの頭頚部の帯状疱疹に使用して鎮痛効果100%を得た。

アトピー性皮膚炎に辛夷清肺湯が著効した1症例

  • 症例

    34歳男性。
    幼時からアトピー性皮膚炎が続いている。
    皮疹は上半身に認められ、発赤が強くやや乾燥傾向である。1年中鼻閉があるという。この鼻閉を手がかりに辛夷清肺湯エキス剤投与を行った。鼻閉、皮疹はともに軽快し始め、 38週後にはアトピー性皮膚炎はほぼ完治した。